徴用工問題と労働組合

現在徴用工問題で問題となっていますが、実は日本の労働組合って戦前にはなく、戦後作られたというのはご存知でしょうか。よく労働関係は左傾的な政党がやっていると思いがちですが、実は労働組合という発想は当時日本を統治していた米国から教わったのがはじまりです。労働基準法は昭和22年に出来ています。後にレッドパージというのがあり、日本には現在の日本共産党は議会から排除される訳ですが、昭和22年以前は間違いなくそうした情勢はあまり関係が無い事になります。

もともと労働組合は社会主義の専売特許ではなく、イギリスが考え出したものです。現在の社会保険とか労災の類は、いわゆるをクラフト・ギルドと呼ばれる団体をはじめ、個々にこうした寄り合いの労働者が互いに助け合う仕組みを作り、怪我や病気などした場合助け合う仕組みが現在の労働組合の原型だと思います。

日本の場合、今回問題であった炭鉱労働の勤務が劣悪であった事は、戦後まさにカイジという漫画にもあるような、非常に過酷であったのですがこうした交渉を、当時は労働組合というのを知らない日本人はただ従うだけだったと思います。無論当時働いていた朝鮮の人も同様だったと思います。イギリスと日本がよく似ているのは、労働者が過激な事をする事が1960年代安保世代と言われていますが、イギリスも19世紀ごろにはこうしたストライキや暴動がありました。しかし評判が悪く、議会闘争の末現在の仕組みになっていると言えます。ただ日本の場合、労使協調という流れで、そうした労働闘争がなくなり、また派遣を導入した事で大変現在労働組合は弱体化したと言えます。企業に対して交渉するのは恥ずかしい事でもないんですが、日本の気質でそれを遠慮しがちなのが労働者の賃金が上がらない理由だと思います。

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